本日、2019年12月25日のクリスマスに会社を辞めることとなりました。
会社を辞めるきっかけとなった出来事が2つありますが、あまり気分の良い内容ではありません。
先に投稿した自己投資の記事を読むことをおすすめします。
会社に入社したきっかけ
新卒で情報サービス業のカテゴリに位置する、中堅のシステムインテグレーション(SI)業を主とする企業に就職しました。
システムインテグレーション(SI)とは
新しいシステムの開発や今までの業務をシステム化することで、業務の効率UPを図るようなお仕事を指します。
有名なところでいくと、みずほ銀行の大規模システムメンテナンス(https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20181221release_jp.pdf)が例に挙げられます。
このシステムの開発・移行によって、皆さんがATMでいつでもどこでも取引が出来て、またインターネットバンキングが導入されることによって、負荷が沢山かかっている巨大な情報システムが正常に運用できています。
就職活動していた頃、文系(政治学)出身でしたが、単純に「モノづくり」がしたいと思い、また理系の人となぜか話が合う性格を武器に、メーカー、製造業の企業にエントリーしていました。
ところが、どのメーカーの募集要項を眺めても、募集している採用枠は
「営業職(文系)」「技術職(理系)」の二つしか見当たらなく、
モノづくりを直接的に関わるということは、文系に進んだ時点で諦めなければならないのかもしれない・・・。と思うようになりました。
そのまま、明確に進路を決められず、「モノづくり」がしたいけど出来ない
というモヤモヤを抱えたまま、リクナビで
「モノづくり 文系」
で検索していました。
すると、「システムエンジニア」という職種で色々な企業の紹介があったことで、「まだまだ諦める必要はないな」と思うようになり、
結局SI会社に就職することになりました。
システムエンジニア(SE)とは
システムインテグレーション(SI)を行う上で、実システムの設計・構築をする人のこと。
SEとSIは言葉が似ているようで、実は若干異なります。
新卒入社してから色々な部署がある中で、
僕はDX(デジタルトランスフォーメーション)事業部
と言われている部署にSIerとして配属されました。
システムインテグレーター(SIer)とは
システムインテグレーションを行う人。エスアイアーと読みますが、これは日本独自の言い方で海外ではこのようなSIerと呼ぶ職業はありません。
新人だったので、社内業務や雑用は当たり前のようにこなしていました。
すると、配属されてから8ヶ月経った、今年の2月。
自分が参画していたプロジェクトが落ち着き、プロジェクトリーダーの指示のもと、他のプロジェクトのお手伝いをすることになりました。
ヘルプ要員になって狂い出した歯車
他のプロジェクトのお手伝いの内容としては、単体テストと言って、
開発側が設計したシステムが正常に動作するかを検証するテストメンバーとしてアサインされました。
ところが、そのプロジェクトのリーダーは僕がアサインされてからというもの、研修や客先での打ち合わせのためにオフィスには顔を出さず、テストのやり方を具体的には教えてもらえませんでした。
ただ、チャットで言われた内容は「今まで通りのテストの仕方で構わない」
とだけ伝えられ、それでも不安だった僕は、同じテストメンバーにテストのやり方が間違っていないか確認を取って、OKをもらっていました。
すると、テスト実施から3日が経った頃あたりに、予想以上にテスト工数が延びてしまい、ヘルプ要員としていた僕の稼働が高くなっていきました。
一番納得いかなかったのが、ヘルプ要員の僕に残業を強要したところです。
その日、ちょうど北海道の札幌事業所に異動となった同期から、
「研修のために東京へ来ている」というLINEをもらいました。
そこで、久しぶりに会う約束をしていたのですが、約束の19時に間に合うよう18時に仕事を切り上げようとしたタイミングで、上記の事実を報告されました。
スケジュール的に後ろへずらすことが出来ないから、今日は20時まで残ってほしい、という連絡をもらい、
一度断ったのにもかかわらず、「このことは後で埋め合わせをする」と言われ、結局残業することになりました。
その結果、はるばる北海道から上京した同期に今日は会えない、という連絡をして、結局会うことなく札幌へ帰っていきました。
そしてそれから今までの間、連絡が途絶えてしまいました。
それから残業も我慢して続け、テスト要員としてもらっていたタスクを消化し、無事お客さんへの確認を取ることが出来ました。
ですが、お客さんから確認をもらった3日後あたりに、プロジェクトリーダーから
プロジェクトの振り返りメールをもらいました。
メールの中には
「正直、このようなずさんな作業・確認をしているようでは、
仕事をしている、と言えませんよ。」
という一文が書き記されていました。
人間不信になった1年目
確かに、テスト作業の品質が悪かったことが原因だった、という品質の観点で
至らなかった点があることは事実です。
とはいえ、当時テストの経験もない、配属されて数か月の人間が、従来のテスト手法で従来通りテストを実施しろ、という指示だけで今回のテストが上手くとは僕自身思っていませんでした。
だからこそ、同じテストメンバーにテストの手法を聞いて回り、どうすれば認識のずれなくテストを行えるか、色々と試行錯誤していました。
このプロジェクトが終わった後の考課面談では、テストメンバーで参画したこのプロジェクトの品質の悪さが原因で、そこまで良い評価とは言えませんでした。
今では、自分にプロジェクトの延滞の責任があった、と片付けられますが、プロジェクトリーダーを批判する意見は、僕の信頼していた先輩(退職済)以外からは出てきませんでした。
そこで僕は自分自身に自信を無くし、これからどうしていくか、本当に路頭に迷いました。
路頭に迷った結果、自己投資をしていくことで、これまでよりも良い人生を過ごしていこうという前向きな気持ちで過ごしていくことが出来るようになりました。
路頭に迷っているうちは、本当に自分に指示する人の言っている言葉をあまり信じられなくなり、若干の人間不信にも陥りました笑。
その後、3~6月は別のプロジェクトに参画し、いつかは自己投資をした分を回収するほうへと舵をきらないといけないな~と考えていた矢先に、
これまでお伝えした、
「プロジェクトリーダー不在によるプロジェクト延期で責任が全部降りかかる」ことが再び僕を襲いました笑。
2回目は僕としても責任を被るべき問題やミスを起こしたつもりではなかったのですが、おそらく3度目がいつかやってくるんだろうな、という予測もついて、
これは会社の体質に問題があるな、ということで転職活動をはじめ、年内退職を上司に伝えました。
それからは、自分にとって嫌なことからは離れるようになり、
周りがうつ病や抗うつと診断されて出社停止された人、
音信不通になった人が居る中で、
この度、僕は前向きに退職を迎えることが出来ました。
おわりに
会社員としてではなく、とりあえずフリーという形で2020年をスタートすることになります。
僕は会社員になることは悪い!ということを言いたいのではなくて、
自分が「嫌だ」と思うことに対して、無理に向き合うことなく、逃げるのが一番いいです。
プライドが高いと「逃げる」選択肢を捨てようとします。
するとズルズル逃げられなくなって、
しまいには「こんなはずじゃなかったのに・・・」
なんていう意味不明な言い訳をします。
「逃げるは恥だが役に立つ」
あなたのプライドなんて、国境を越えてしまえばただのゴミです。
嫌なことを取り除く作業をするだけで、もっと楽に過ごすことが出来ますよ。
この記事がいま逃げたくても逃げられなくて苦しんでいる方にとって、
何かしらの手助けになれば幸いです。
コメントを残す